むぎくらのたより(2月DMより)

[2019.02.21]

 寒い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。大阪から奈良への通勤の為、毎日県境にある二上山という二こぶの山を横目に竹ノ内峠とよばれる山間の道を通ります。この付近は竹内峠(たけのうちとおげ)と呼ばれ奈良時代には開通していた古道で当時の都である飛鳥から難波へさらにはシルクロードへ繋がるという歴史情緒、ロマンがいっぱいの道筋で、そんな道を毎日通っていると思うと感慨深いものがあります。

 手延べ麺づくりの中で「箸入れ」と呼ばれる麺を細く伸ばしていく工程がありますが、大きな箸のような棒で細く伸ばされた麺がしなやかに、ふわりとたなびく様子は絹の糸にも見えます。この麺が織りなす食感と味がみなさまのもとへ届き、私どものこだわりや熱意をお伝えする道筋になれば幸いです。

 

 

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